昨今では、機械による判子づくりも主流になりつつありますが、井上印房では、印刻師による判子づくりも行っております。
印刻師により、細かい文字なども、手作業で1本1本掘っていきます。手彫りであれば、機械では生み出せないミリ単位の細かな表現も可能です。
印刻師が、お客様の想いを込めて作り上げる判子は、味わいのある逸品です。

皆さま、こんにちは。印刻師であり、井上印房 三代目 井上雅之です。私に初めて判子づくりを教えてくれたのは、井上印房の創業者である祖父。
判子を掘る技術は、「見て覚えろ」という昭和ならではの指導方法で厳しかったのですが、それは、大切なお客様の判子を作るという責任から生まれる厳しさだったと今では感じています。二代目である父からも判子づくりのノウハウを学び、今に結びついています。印刻師として、これからも一刻集中で判子づくりと向き合っていきます。